刹那
火花を散らす、二槍と六爪。
舞い踊りますは死の演舞。
命すり減らす極限の。
繰り出された鋭い突きを軽くかわし、振りかぶった爪を叩きつけた。
回転させた槍でそれを受け流し、袈裟斬りを見舞う。
しかしそれもまた一撃によって相殺される。
息詰まる白熱の攻防。
互いの得物は今、何よりも雄弁だ。
この瞬間、彼らを隔てるものは、何もない。
「HA!どうした、もっと熱くさせてみろよ。こんなもんじゃねぇだろ、真田幸村ァ!」
夜叉は答えない。
その代わり、裂帛の一撃。
辛うじて受け止めた竜の背を、冷や汗が伝った。
(こいつ、完全に戦いに酔ってやがる)
同時に飛び退いた。
にやり。
自然、竜の唇が弧を描く。
「おもしれぇ!」
ゆらり、二槍の切っ先に炎が渦巻いた。
びりびりと痛いほどに高まる熱気。
六爪も紫電を帯びてゆく。
「楽しいか!俺も楽しいぜ、最高だ!」
一気に音速に加速する、その頂点で蒼と紅とが激突した。
火花を散らす、二槍と六爪。
舞い踊りますは死の演舞。
命すり減らす、極限の…
置手紙
なんでこんなに短い文しか書けないんだ!
あああ…私にもっと描写力をください(切実)
私が書くのはssじゃなくてsssの領域だな。
白状します、ただ単に戦いによって目が据わっちゃってる幸村が書きたかっただけです。
幸村も政宗も、命の取りあいが大好きな戦莫迦だとよいです。
お題配布元:philanthropism(PC)