灰塵ニ帰ス

戦場を、夜叉が行く。

屍の、澱む鉄錆の赤よりも、紅い紅い、緋を纏って。

血飛沫、断末魔、阿鼻叫喚。
無機質に転がる、人、ひと、ヒト。
此処は地獄絵図。

その中心をただ一騎。
ひたすら真っ直ぐに。

振るう二槍は死神の鎌。
逆巻く焔はあの世の業火。
魅入られたが最後、魂ごと焼き払われる。

烈しく、恐ろしく、そして美しい。

命を刈り取り、紅蓮を繰る、凄艶な、

夜叉の、舞。

さあ、支度はよいか。
一文無しでは、三途の川は渡れぬぞ。
長き旅路、迷ってこの世に彷徨い出るな。

黄泉の国へ、今ぞ逝け。

 
戦場を、夜叉が行く。



置手紙

またも短し!またも別人!
すみません;
男前な幸村大好物なんですよ。
普段は天然入ってても、戦になると途端に凛々しく、勇ましく、妖しくなり、頭も切れるのがいいなーなんて…
すみません;;
史実の智将なとこが若干混じってますね。
軍略に優れ読み書きも得意、教養もある、でも実生活では他人と感覚がどこかずれている。
そんな幸村が理想です!

『紅蓮の鬼』『虎の若子』など呼ばれる幸村ですが、私のイメージは、夜叉です。
鬼よりもおぞましく、若子よりも妖艶。
それが夜叉(と偲野は思っている)
…確実に某小説の影響を受けたと思われ(げふ)
鬼や若子と呼ばれてるのも大好きなんですけどね。 

てか、このあとがき長い!下手したら本文より長いぞこれ!